俺じゃない2008 / 07 / 20 ( Sun )
こんなはずじゃないな
俺らしくないな 突き放せば壊れそうだな これは俺じゃないな 上を見たらきりがないな 俺らしくないな 抱き寄せればほど遠いな これは俺じゃないな |
ぼくの源に2008 / 07 / 20 ( Sun )
きみに それを教えようとすれば
ぼく自身が そうならないことを学ぼう 勘違いの依存をくるくる丸めて ぼくが それを学ぼうとすれば 分け与えられる幸せか 泣きそうになる ぼくの源に ああ! きみに何を贈ろう 連呼する嗄れたエール 足元を映す溜息の轍 孤立する渦中の道化 うすら寒いカタチだけの叱咤 戦力外のレッテル 求めすぎる清い心根に 抱きしめたいと思う影を重ねて 3日に一度ぐらいは褒めてやろうかと 目覚めたらいつもそこにいた 存在という当たり前 それに依存するぼくの甘えに 泣きそうになる ぼくの源に リズムを変えて歩いてみようか ワルツのように ゆったりとね 眩しすぎる空を見上げて 一人きりの 朝をむかえよう 泣きそうになる ぼくの源に 泣きそうになる ぼくの源に |
この手2008 / 07 / 06 ( Sun )
この手を見てごらんよ
全てを知っている手 刻まれた皺 自分のことだけで 思いやりの無い手 この手をポケットに入れなよ わがままな手 温もりの無い指先 欲だらけの みすぼらしい手 この手を天にかざせよ ひとの為にと 雨をさえぎる潔い 傘のような 骨のある心 この手に魂を宿せよ 内側から温もりを 血液の流れに逆らわず この身まかせて 輝ける手 この手を胸に当てろよ けがれの無い手 指間を過ぎる風に 泪を渇かす 母の胸に似た |
愛していると言ってくれ2008 / 07 / 02 ( Wed )
自分のことしか見えない男がいる
言い訳のない従うだけの女がいる 顔色を伺いながら笑う子供がいる 金のことしか喋らない社長がいる 正直者を蹴飛ばす組織がある 青空の見えない欲望の窓がある 愛していると言ってくれ 自分らしさを刻むタイムカードがある 悲しみの歌をうたうリズムがある ロマンティストだけが集うアジトがある 足並みそろえる不平等な風がふく ノートの上で笑う整った数字がある 膝の上でなげく無口なコブシがある 愛していると言ってくれ 警官に殴られ項垂れるマニアがいる 傍観者の眼をクギづけにするネガがある モノクロに口ずさむフレーズがある 風のない丘に咲くなけなしの夢がある 犯罪者を裁けないシワだらけの指がある 街中を闊歩する見え透いた嘘がある 愛していると言ってくれ だぶついた下あごを撫でる誘惑がある 客引きの袖にしがみつくリアルがある 好きでもない男に抱かれる女がいる こみあげる悦びにしがみつく恋がある 今日と同じ掛け替えの無い明日がある 明日のために壊れていく魂がある 愛していると言ってくれ |
決心2008 / 06 / 20 ( Fri )
肩が凹むほどの重い荷を
公園のベンチの端っこに座らせる すり減った踵を気遣いながら 足元の石ころに声をかけよう ポケットのハーモニカを取り出して こめかみを過ぎる風をうたおう 「元気か?」と問いかければ嬉しそうだが 近寄れば随分さびしそうだな 歌を唄える仕事をみつけたんだ 酔っぱらい相手の小さな店だけどね サヨナラを呼び止める風がある それが君だといいのにな 君の宝物を連れて旅をしようと 守れない約束はしなければよかったな やっとここまでやって来たのに やっぱり団欒の中には座れずに 歌を唄える仕事をみつけたんだ 酔っぱらい相手の小さな店だけどね サヨナラを呼び止める風がある それが君だといいのにな |
男と女のバラッド2008 / 06 / 13 ( Fri )
すこしだけ
雨宿りのつもりが 軒下で朝をむかえることになる 誰の傘でもよかったが 居心地のいい傘になる 雨は心に紐を通して 決して離さない結び目をつくる 結び目の裏側に手をのばし 哀しそうなリフをもてあそぶ 雨戸を開けて 白茶けた空を見上げる おきざりのような時を知る いつか放り投げた上着に 住み着いた風のように 強く抱きしめるほど 空しさだけが露出する ああ! この居心地のいい 傘の中で眠りたい 誰の傘でもよかったが できれば きみの傘がいい |
神楽岡想い出通り2008 / 06 / 04 ( Wed )
春の風に乗っかって
君のドアをたたいた 開きっ放しのこの窓から 逃げてしまったのかい カーテンが風に揺れてる トムのポスターが笑ってる 時間だけが床に丸まってる 何も変わらない僕がいる 神楽岡想い出通り いっぱい春を持って来たのに 神楽岡想い出通り 今日だって青い空なのに タンポポの葉っぱが揺れてる 春がこんなにまぶしい 四条通りをつっきって 底の抜けたビートルで 美瑛の町が見える丘まで 飛んでったのかい かげろうがそこに立ってる 少しだけ風が吹いてる 石ころがブルースをつぶやいてる 何も喋らない街がある 神楽岡想い出通り 何もいい事なかったけど 神楽岡想い出通り どうしてだろう君が居るようで バス停の影が揺れてる 胸がこんなに切ない 神楽岡想い出通り こんなはずじゃなかったんだ 神楽岡想い出通り 今日だって長い夜なのに 街灯がゆらゆら泣いてる 君がこんなに恋しい 春がこんなにまぶしい |