郵便配達員の靴音がしたら2009 / 05 / 04 ( Mon )
一方的な試合になっちまったから
強めのバーボンでもあおって寝てしまおう 連敗さえしなければたまにはいいと 同い歳の監督におやすみを言う 明日の朝届くはずの新しい眼鏡を ぼくは心待ちにしている 黒ぶちのすこし大きな眼鏡を かけてみたくなったんだ こころの奥が見えるわけでもない 本心が透けて見える魔法の眼鏡でもない 変哲もないごくごく普通の 黒ぶちの眼鏡がほしくなったのだ 白いシャツを着て ジーンズのすそを少し折り曲げ 高速のパーキングでぼくは休んでいる 雲の流れをみつめて また少し走って 一日が一年ぐらいのスピードで ゆっくり行けばいいのにな 道草を喰い 空を見上げて また少しだけ走って こうやって眼を閉じているとね 明日がどんな一日なのか楽しみになる また息をして たまには泣いて 凸凹のこころ抱きしめ歩くだろうな 今日みる夢の色のようにね 明日の色は明日決めればいい 明日 晴れたらいいな 200マイルもある君の街まで ぼくの車を飛ばしてやろう 明日 晴れたらいいな 200マイルしかない君の街まで ぼくの車を飛ばして行こう 限りあるひとの命も 生きようとするひとの想いも そして 魂も 「永遠」と呼べるものならいいのにな 新しい黒ぶち眼鏡をかけて 君のどこを見ようかな 待ちくたびれたぼくの言葉を 君のどこに置いてこようかな 朝いちばんの 郵便配達員の靴音 新しい黒ぶち眼鏡が届いたら 君をむかえに行こう |
コメント
読んでいて、ああ、こういう感覚、忘れていたのかも!、と思いました。
閉じた瞼に温かく感じられる日差し、頬を吹き抜ける風、 風が運んでくる草葉の匂い・・・。 何も強いて頑張る必要が今はない。 何も計算づくで考える必要が今はない。 もうすぐ届く、黒ぶちの目鏡を心待ちにして。 遠くに住むひとに想いを馳せて。 明日は、いや、今日をどんな一日にしようかな、と、 それも心待ちにする・・・。 なんだか、自分はやみくもに何かに向かって前のめりになって 突き進もうとして、心のゆとりを失くしかけていたぞ、 そんな気にふとさせられる歌でした!
こんばんは。
待ち望んでいる便りや荷物は 郵便配達員の靴音や 郵便受けに落ちる音が 本当にうれしい感じがする音ですよね ^新しい黒ぶちの眼鏡をかけて^ ^君のどこを見ようかな^ 君のこころの音や響きを覗いてみたいですね ^また息をしてたまには泣いて^ ^凹凸のこころを抱きしめ^ ^歩くのだろうな^ 自分のこころの音をきいているようですね 200マイルは近いような遠いような
なんかパソコンの調子が悪く、まっ黄っきですわ。画面。
いつもコメントありがとうございます。連休なにもしないでゴロゴロ してると200マイルでも走ってやろうかななんて考えて。笑 白山眼鏡のちょっとごついやつね、欲しかったんです。眼鏡が好きで 気分を変えるには最高。顔で遊ぶなんてなんて贅沢な遊び。ウディアレン や英国の古い俳優なんか黒ぶちのボストンかけてますし、なんか昔から 好きでね。古くさい服とか鞄とか。自分らしく生きてますか? 頑張りましょう!連休も終わります。
いや、ちがうんですよ、きっと沈丁花さん!
こんな静かな作品を書くときは、じつはとても心が不安定で。 いつも作品の中に逃げ込んでばかりです。 連休も終わりますね。なんのための休みだったのか休み明けに答えが 出ると思います。明日のためにならない今日なら意味がないなあ。 新しいアルバムができたら聴いてくださいね、沈丁花さん! HOBO
楽しみにしています。(にっこり)
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