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天秤は今日も半端な位置に止まり

制御する力は人間だけに与えられた
全ての欲を上手くコントロールする力のことだ
金さえあれば満たされる欲もあるだろう
それはけして恋と呼べるような透き通ったものではない
欲を満たすためには自分を食いつぶす方法と
欲そのものを食ってしまう方法がある
天秤はいつも半端な位置に止まり
わたしはまた堕ちてゆくのだ


向こう側にいけばそれはまた居心地がよく
わたしは法の外側にむかう黒くて長い汽車に乗っていた
風はどちらかに媚をうることはないのだが
ずいぶんとやさしい歌のように揺れた
誰を抱くこともなくいつも自分を抱いていたわたしは
やるせない幻に恋をするのだ


誰の顔にも〈異常〉とは書いていないぞ
それをどこで誰がどうして判断するというのだ?
制御する力は人間だけに与えられた
全ての欲をコントロールする力のことだ
天秤は今日も半端な位置に止まる
どちらにもはっきりと傾かないなんておかしいだろう?
おかしいと思うよ
わたしは



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08:25 | VERY GOOD !! | comments (0) | page top↑

さよならディラン

踏まれても 
蹴飛ばされても
へこたれない空き缶がある
ちっぽけな悩みや
雑踏につまずく吐息なんか
空き缶の運命に比べたら
ちいさい
凹みはひとつじゃなくて
くしゃくしゃにねじれたアルミ
戻ることのないディテール
まだいいと思うよぼくは
戻ることのできる明日があるから
ひしゃげたハート
戻れない旅

あの日ぼくは今日が来ることを知らず
大人たちの唄う歌を聴いていた
ぼくは戦争を知らないが
「答えは風の中にある」
そう彼が唄うのだ
風の中を歩いてきた
水銀灯は今日もねぼけていた
酔っぱらいが肩をぶつけた
争う価値もなかった

「大人なんか信用するな ! 」
あの日彼は唄った
時は河の流れのように早く
吐き捨てた言葉の意味をすり替える
ただ歳をとっただけの詩人
ああ!転がる石はいつのまにか丸く
すり減った靴底にやさしい

さっき蹴飛ばした空き缶が
ぼくの足元にからみつく
よく見るとそれは自分自身の影のような
ぼんやりとした出来事だった
「くよくよするなよ!」と彼は言う
いつも彼の歌がぼくのそばにいた
歳をとり丸くなった詩人
転がる石のように巡りめぐって
明日のない今日になるのだ
「答えは風の中にある」
そうかな?

さよなら ディラン




03:00 | VERY GOOD !! | comments (5) | page top↑

月が笑う

もう君のまわりには誰もいない
誰もいなくなった
こころない道ばたの石ころでさえ
君になにも囁かない

囁かれるとその気になるから
いつも月に笑われる
だけど月は翳りのない笑みだから
見えるところしか照らさない

月が笑う
カラカラと
ただ笑う

いばって歩く君の足は
角ばり 誰よりも細く
山間に響く君の怒声は
耳に騒ぐが そう あまりにも か細い

歯ぎしりと暮らす無精ヒゲに
君の孤独を映す黒い影がある
だけどその影の凸凹に
合わせて歩く風はない

月が笑う
カラカラと
ただ笑う

もう君のまわりには誰もいない
誰もいなくなった
01:23 | VERY GOOD !! | comments (7) | page top↑

わたしという花

近道も遠回りもない
ぜったいといえるものを抱いていた
ぜったいといえるものとは誰の身にも
誰の身にも訪れる
わたしも必ずそこへ行く


わたしを創り上げる細胞のひとつをつまんで
空のむこうの遥かに飛ばした
いつかそれが雨の粒に紛れ
疲れきった大地に舞い戻る
きっときっと舞い戻る
ねえ
わたしが花になったことは内緒よ
風にふるえ寒そうな花
まっすぐな畝に並ぶたくさんの花
太陽の叱咤に眩しそうな花
笑うように咲く花
ねえ
いちばん嬉しそうな花がわたしよ
べつの空からわたしをみつけてほしい
もしもわたしが泣いていたら
すこしだけでいいから手をふってほしいな
わたしはあなたを忘れない


近道も遠回りもない
ぜったいといえるものを抱いていた
ぜったいといえるものとは誰の身にも
誰の身にも訪れる
わたしは必ずそこへ行く



19:20 | VERY GOOD !! | comments (6) | page top↑

陸が続いていたら

温もりが伝わるアスファルトに
履き替えたタイヤの跡が残る
ここから君の家まで何マイルもある
海がなければ伝わる温もりなのに

帰りたいと思う
君のそばにいたいと思う
いいことがなにもない毎日なら
ここにいるのはたぶんぼくのニセモノだろう
なじられてもくじけないこころは
勲章といえるほど清くはない
ここがぼくの街ではないことは
海をこえた日から解っていた
風がちがう

ぼくは何をしに来たのだろう?
稼ぎより分厚い領収書の束を抱え
還付される待ち遠しい夢のような日々よ
ぼくはただの労働者のごとく
帰りたいと思う
君のそばにいたいと思う
風がちがう

温もりが伝わるアスファルトに
履き替えたタイヤの跡が残る
ここから君の家まで何マイルもある
海がなければ伝わる温もりなのに

03:03 | VERY GOOD !! | comments (2) | page top↑

枕の下の夢

泣きたい
凹んでるぼくの
ひしゃげたハート
凹んでるから
そこにたまるもの
たまるものを捨てて
とりあえず眠ろう

お~い!
とどかないもの
とどけと願うもの
愛すべきぼくの
たいせつな人
お~い!
とどいてくるもの
響いてくるもの
あの人の声
こころに

やさしさを
口にすれば切ない
帰る家
待つ人
とりあえず眠ろう
枕の下の夢
こころに

枕の下の夢
こころに
09:10 | VERY GOOD !! | comments (3) | page top↑

流れる雲のように

ボクの人生は
流れる雲のよう
向こうの山からこっちの山へ
行ったり来たり

腹がへったら
ござを広げて
トンボやちょうちょやアリさんたちと
夢でも喰おう

雨が降ったら
フキの葉っぱの下で休もう
土が揺れたら
決して子の手を離さずに

ボクの人生は
流れる雲のよう
夕焼け空に口笛吹いて
ぼちぼち行こう



03:56 | VERY GOOD !! | comments (2) | page top↑
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