決心2008 / 06 / 20 ( Fri )
肩が凹むほどの重い荷を
公園のベンチの端っこに座らせる すり減った踵を気遣いながら 足元の石ころに声をかけよう ポケットのハーモニカを取り出して こめかみを過ぎる風をうたおう 「元気か?」と問いかければ嬉しそうだが 近寄れば随分さびしそうだな 歌を唄える仕事をみつけたんだ 酔っぱらい相手の小さな店だけどね サヨナラを呼び止める風がある それが君だといいのにな 君の宝物を連れて旅をしようと 守れない約束はしなければよかったな やっとここまでやって来たのに やっぱり団欒の中には座れずに 歌を唄える仕事をみつけたんだ 酔っぱらい相手の小さな店だけどね サヨナラを呼び止める風がある それが君だといいのにな |
男と女のバラッド2008 / 06 / 13 ( Fri )
すこしだけ
雨宿りのつもりが 軒下で朝をむかえることになる 誰の傘でもよかったが 居心地のいい傘になる 雨は心に紐を通して 決して離さない結び目をつくる 結び目の裏側に手をのばし 哀しそうなリフをもてあそぶ 雨戸を開けて 白茶けた空を見上げる おきざりのような時を知る いつか放り投げた上着に 住み着いた風のように 強く抱きしめるほど 空しさだけが露出する ああ! この居心地のいい 傘の中で眠りたい 誰の傘でもよかったが できれば きみの傘がいい |
神楽岡想い出通り2008 / 06 / 04 ( Wed )
春の風に乗っかって
君のドアをたたいた 開きっ放しのこの窓から 逃げてしまったのかい カーテンが風に揺れてる トムのポスターが笑ってる 時間だけが床に丸まってる 何も変わらない僕がいる 神楽岡想い出通り いっぱい春を持って来たのに 神楽岡想い出通り 今日だって青い空なのに タンポポの葉っぱが揺れてる 春がこんなにまぶしい 四条通りをつっきって 底の抜けたビートルで 美瑛の町が見える丘まで 飛んでったのかい かげろうがそこに立ってる 少しだけ風が吹いてる 石ころがブルースをつぶやいてる 何も喋らない街がある 神楽岡想い出通り 何もいい事なかったけど 神楽岡想い出通り どうしてだろう君が居るようで バス停の影が揺れてる 胸がこんなに切ない 神楽岡想い出通り こんなはずじゃなかったんだ 神楽岡想い出通り 今日だって長い夜なのに 街灯がゆらゆら泣いてる 君がこんなに恋しい 春がこんなにまぶしい |
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