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公式なんか!

ひょうひょうと歩く君を見てると
確かに 君のパパが言うように
学歴なんかなくてもいいような気がするな
机の上で学べることなんか役に立たないと
当たり前のように言い切る君のパパだものね
公式に縛られる生き方がいいのなら
まあ それでもいいや

なぜ そうなるのかを突き詰めてね
決まりごとができた理由を考えてごらん
まんざらでもないと うなずけるはずだから

生き方が解らないのに
せいいっぱい生きろと言われてもな
教科書に載ってないことが大事だと言われても
君のパパは教科書を開いて見たことがあるのかな
子供は大らかにと言いながら 学ばせようともせず
困ったら塾に行けばいいだって

合併症で眼が見えなくなった友人がいる
彼は 好きなバイクも乗れなくなったし 
妻の笑い顔も見ることができなくなった
まだ大丈夫という油断がそうさせたのなら
あまりにも可哀想だな あまりにもね

ねえ 今なら間に合うと思うよ
今しかできないことがあるんだから
おい!聞いてるのか?
あんたの子供のことだ!
煙を吐いてる場合じゃないだろう!
公式にあてはめれば解けるなんて
公式を理解してる子供たちに言ってくれ!
学歴なんかなくたっていい!
ただね ちいさなことを少しづつ
コツコツ重ねる 心に筋肉をね
付けさせてほしいんだな

学歴なんかなくたってかまわないさ
ただね わからないのは お前だ!
一番わかってないのは お前なんだと!
言ってやりたいような気もするな
君のパパにね!

公式に縛られる生き方がいいのなら
まあ それでもいいや
いいけどね



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23:58 | GOOD ! | comments (6) | page top↑

トムを想う唄

トムの店まで来たから
ひと休みするとしよう
革のカバンを開き
未完の譜面を取り出して
ときどき悪そうなフレーズを
小節の中に踊らせる
それはト調の旋律に
ふだつきの男を映し出す

いま居る場所に戻ってくると
お決まりのリフじゃつまらない
色目を使う髪の長い女に
焼けこげるようなバーボンを

聴かせておくれ
なあ 聴かせておくれよ
酔いどれトムのブルースを
そう 酔いどれトムのブルースをね

根のない草になるのなら
留まるのはやめておこう
ポケットに手をつっこんで
口笛ふいて帰ろう
ときどき泣きそうになるフレーズを
空のボトルに眠らせる
性の悪い酔っぱらい女の
つくり話に相槌を

聴かせておくれ
なあ 聴かせておくれよ
酔いどれトムのブルースを
そう 酔いどれトムのブルースをね

聴かせておくれ
なあ 聴かせておくれよ
酔いどれトムのブルースを
そう 酔いどれトムのブルースをね




00:33 | GOOD ! | comments (8) | page top↑

天空こえて

どこまで行けばいいと
妥協することはない
何色に染まろうと
折合いをつける必要もない
生き方にカタチなど無く

色メガネはシルエットを
偏見というレッテルのもとに
近づかないと見えないもの
自己のみが知る瞬きの数がそうだ
生き方にノゾミなど無く

天空こえて
浮遊するプライドに羽根を
この風にのるライセンスの色は
生き様のように泣き叫ぶ

不同意する真実とちがう空に
潔白以外のものが 
もしも入り込めるなら
僕の向かう天空に
しがみつく価値は無し

天空さまよう翼の折れた君よ
もしも 君が いま 
この人生に欠席しても
きっと誰ひとり
気づく者はいないだろう

ああ!
09:21 | GOOD ! | comments (6) | page top↑

君だといいのに

なんて やさしい声
どこかで聴いたことがある
君のひざの上で聴いた唄
やすらげる場所を探し
いつも君のひざの上にたどり着く

僕のカタチは僕だけのモノで
僕以外のモノになりたいとは思わない
なにが らしいのかは解らないが
いつも僕は君のひざの上で
アンモナイトのように丸くなる

きのう 似顔絵を描く少女に会った
1000円で描ける僕の似顔絵
驚くほどの出来映えだった
「似てるね」と褒めてやると
少女は猫のようにノドを鳴らした

ひとは自分が見えないという
自分のことが一番わからない
だからいつもそれを探そうとして
かけがえの無いモノを見失う
やるせない時を思い知る

子守唄のように聴こえたのは
僕がたてた僕の寝息なのか
夢にでて来た絵描きの少女は
僕を僕らしく見せた君だったのか
それが君の らしさなのか

狭い部屋のまん中に
アンモナイトのような僕がいる
うずくまる後悔のまん中に
ささやくような唄がある
それが君の声だといいのに

ねえ 君だといいのに







03:25 | GOOD ! | comments (3) | page top↑

失明した犬を知ってるか?

なあ
仮面をはずせ
高そうにに見える服も
ぬいでしまえ
さっさと

むかしはいい女だったらしいな
どれぐらいだ?
これぐらいか?

おまえの唇はヤニくさくて
灰皿にキスしてるみたいだ
ほら このまえ越して来た2件となりの家に
失明した耳の垂れた犬がいるだろう?
飼い主の吐いた煙にやられたんだってさ
かわいそうにな

そう
パソコンの前に座ると
なんだか偉くなったような気がするな
匿名を駆使して
おまえはお前じゃないんだもの
成功率100パーセントの犯罪
魅力的だな ステキだ
恥じらいのない言葉巧みな誘惑
泪をさそう悲話に心うたれて

非通知に群がる腰の軽い男たち
同じ穴に群がるムジナか
ヤバい やめとけ!
やめとけって!
01:13 | GOOD ! | comments (6) | page top↑

母さんがウソをついた

朝刊を配り終え
ぼくはため息をついた

昨日の夜 
母さんに叱られたことを
思い出したからだ

「ウソはいけない!ウソは卑怯なやつがつくものだ!」

宿題のノートを先生に提出しないで
その理由をノートをなくしたと
ぼくは母さんにウソをついた

「ちぇっ!」

母さんとふたりで暮らした
母さんの苦労は知っていた
父さんが出て行ってから
ぼくは母さんが泣いているのを何度も見た
母さんが泣くのは口惜しいからだ
悲しいからじゃない
だから ぼくは
新聞配達をして母さんを助けるんだ!
5年生の春だった


配達を終え
ぼんやりと歩く道 ぼくは
どこの家にもある牛乳の箱を眺めた
佐藤さんの家にも内村さんの家にも

ぼくは辺りを見渡して
佐藤さんと内村さんの家の牛乳箱から
牛乳を盗んで飲んでしまったのだ!

しっかりと目撃されているのにも気づかずに!


母さんはぼくの手をひっぱって
小学校に続く坂道を
一言もしゃべらずに歩いた
ぼくをひきずるように

「ごめんよ、ごめんよ母さん」
母さんの横顔をうかがった
なにもしゃべらない
ただ 握る手が痛かった


校長先生の部屋はタバコの匂いがした
と思ったらちがった
母さんが部屋に入るまえ思い切り吸った匂いだ
おおきな椅子があった
眼のまえに白いヒゲがあった

「どんな教育をしてるのですか?」
と、校長先生が母さんに訊いた
横にいた女の事務員が席をはずした
「はぁ?どんな教育?なんですか?」
母さんは校長先生をにらみつけた
校長先生は困った顔をして
「盗みはいけないことでしょう!
 おたくの息子さんが盗みをはたらいたのですよ!」
ぼくは胸が痛かった

「校長先生、うちの息子はやってませんよ。
 するわけないじゃないですか?
 なんでうちの子が!ふん!」

ぼくは、頭をひざにぶつけながら
「ごめんよ、ぼく、やったんだ、
 もうしないから!校長先生ごめんなさい!」
何度も何度もあやまった

母さんはぼくの手を握りながら

「だまってなさい!おまえは!
 校長先生、やってないんですよ。この子。
 もういいですか?忙しいんで、わたし。」
と言って母さんは、立ち上がりぼくの手を引いた
三角な眼をして

母さんはウソをついたんだ

ぼくのためにウソをついたんだ
ぼくは、それ以来
絶対ウソはつかないと誓った
そして二度と悪いことはできないと思った
母さんがぼくを信じてくれたからだ!
ぼくは独りじゃないんだ!


あのね
古くなっても色褪せないものってあるよね
それどころか逆にひかり輝くもの
それが想い出だ
想い出のあるぼくは幸せだ
想えば想うほどひかり輝く宝物を
抱きしめながら歩いていきたいと思う

母さんがウソをついた

ぼくは忘れない

ありがとう
13:17 | GOOD ! | comments (10) | page top↑

にぎやかな街をぬけて

お前が泣いてるような気がしてな
居ても立ってもいられないんだ
車を車庫から走らせて
今すぐお前の窓を探そう
お前の窓はどこにあるのかな

お前のお似合いはきっと俺なのに
どうしてだろう やりきれないな
風になびくお前の髪が
穴のあいた俺の胸をくすぐる
お前の窓はどこにあるのかな

にぎやかな街をぬけて

お前を受け入れる暮らしはないが
聴かせる歌なら沢山あるよ
いつも俺の影を踏みながら
歩いたな 泣けてくるよな
お前の窓はどこにあるのかな

100かゼロ 白か黒なら楽でいいな
求めすぎると辛くなるなら
どこにすがればいいのかな
そうだよ お前は悪くない
お前の窓はどこにあるのかな

にぎやかな街をぬけて

お前が泣いてるような気がしてな
居ても立ってもいられないんだ
車を車庫から走らせて
今すぐお前の窓を探そう
お前の窓はどこにあるのかな

にぎやかな街をぬけて

23:33 | GOOD ! | comments (4) | page top↑

ひび割れたオレの古い靴に

お気に入りの靴がリタイアした
かかとのすり減った靴だが
オレの全てを知っていた
三度 ソールを張り替えた
ひび割れた顔が誇らしげだった
決してへこたれない奴だった

弱音をはくオレの細い膝を
奴はバランスよく受け止めた
凍えそうな夜だって いつも
踏みつけるような勇気をくれた
オレの靴がリタイアした

古くなっても色褪せないものがある
アンティークとよばれる特別なもの
愛すべき彼女も 生まれ来る新しい命も
そうだ いつかはアンティーク
ただ古いだけじゃない
古いものなんかないんだから!

お気に入りの靴がリタイアした
オレの半ば過ぎた人生に
重ね合わせる想い出に
ひび割れたオレの古い靴に
ありがとうの言葉を


     例えば オリックス 清原和博選手に捧ぐ
23:09 | GOOD ! | comments (6) | page top↑
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