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象牙の塔

いつも逃げ込む場所があるから
わたしは強くなれないのだと思う
逃げ込めばそこがいいから
また内側に貼りついてしまうのだ
志を高く持てば見えるものを
わたしはいつもここから眺めている

ケント紙に描かれた自画像を
破り捨ててしまおうかなと思う
自画像を描くことじたい
思い上がりがさせるものだと
誰に似てると訊かれたら
きっとわたしはあなたに似ているのだろう
あなたとはわたしがいちばん嫌いな人で
自分を描くといつもその人になる
志を高く持てば見えるものを
わたしはいつもここから眺めている

さんざめく春の陽射しを
お腹いっぱい食べてしまおうと思う
無精に生えた白い髭に住みついた溜め息を数え
それもゴクンと飲み込んでしまおうと思う
広場と広場をむすぶ風の上に立ち
わたしはここから旅立つのだと
広場と広場をむすぶ時の上に立ち
わたしはここから抜け出すのだと

志を高く持てば見えるものを
わたしはいつもここから眺めている
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00:20 | VERY GOOD !! | comments (2) | page top↑

泪もろくなったボクは

今日も唄う
泪もろくなったボクは唄う
感動できる心は今も

指で弾くギターはいい
暖かい
懐かしむだけの歌はいらない
今だから唄える歌がある
そんな歌がいい

そのとき解らなかった歌詞も
今だから解ることがある
暮らしの中で生まれる
かけがえのない夢があるからだ
「あの頃はよかった」なんて言わず
懐かしむだけの歌は捨てよう
あの頃に帰りたいとは思わない
今を唄うボクになる
今を奏でる指になる

昨日よりも今日
今日よりも明日
どんどんかっこ良くなる自分でいよう
今がいちばん幸福なんだと
心の底から叫んでみよう
まんざらじゃないと笑おう

今日も唄う
泪もろくなったボクは唄う

00:27 | GOOD ! | comments (4) | page top↑

旅をするなら

今日までなんとか生きてきたから
たまには褒美がほしくなった
カタチのあるものはいらない
ネクタイはずして旅でもしよう
過ぎる駅に吹く風
乗り込んでくる見知らぬ人に
「おはよう!」
だから
汽車の旅がいい

溜め込んだストレスは勲章じゃない
口笛ふいて風と遊ぼう
痛いぐらいヴォリュウムあげて
過去になる今を楽しもう
携帯電話はトートの中
意地の悪い赤いオービスに
「さよなら!」
だから
車の旅がいい

なにもしない贅沢は素敵で
古い木の下でひとり本を読もう
サングラスに映る海はどこまでも広く
渇ききったこころの椅子に腰かける
時は静かにぼくに寄り添う
青い眼をした陽気な空に
「ハロー!」
だから
空の旅がいい

沈む闇の向こうに見える灯りは
ぼくたちが夢みた約束の地か
2等客室の薄いジュータンに寝転んで
君住む街の夢でもみよう
喜こび はしゃぐ見知らぬ少女
口の前にそっと指を立てて
「おやすみ!」
だから
舟の旅がいい

お気に入りの帽子をふかくかぶって
河川敷でも歩いてみよう
雪がとけたら自転車にのり
行けるとこまで走ってみよう
風が運ぶメロディー
未だ見ぬぼくの歌たちに
「ありがとう!」
だから
夢の旅がいい


01:19 | GOOD ! | comments (6) | page top↑

本当のことを言えば

本当のことを言うと
生きてるっていいと思う
仕事ができる喜びと
大好きなギターだってある
もっと大きくなりたいと思うが
ぼくはかなり小さいのだ

きのうぼくは母にギターをつぶされた
しりもちの下にぼくのGIBSONがあったのだ
眼をつりあげて激怒のぼくに 母は
「年金ですこしづつ弁償するから」
そこに置いていたぼくが悪いのに
病み上がりの母にそんな台詞を言わせるなんて
小さいだろう?

先日 母の病気のことを詩のなかで触れたが
「死」ということについて考え反省の日々はどこへ行ったか
生きているだけで幸せだ 仕事ができることに感謝して
のどもと過ぎてどこ吹く風の唐変木がここにいる
死んでしまうかもしれないと本気で心配した母は無事退院した
25cmもある傷あとをながめ母は事実を直ぐに受け止めた
癌になっても還ってこれるんだとまんざらじゃない
ぼくの不安からみたら母の不安は比べようのないほど
より強くなった母にむかって眼をつりあげたぼくは
とても小さいし そして とても恥ずかしい
GIBSONなんかまた買えるだろう!
って

ぼくは母子家庭で育ったから
「苦労したでしょう?」とよく言われる
でもぼくは苦労したなどと思ったこともないし
じっさい苦労なんかしていない
ぼくの本棚には何十万もする百科事典もあったし
モデルガンやレーシングカーだって
先日押し入れの中から出てきたその百科事典を眺め
母はなつかしそうに笑うのだ
一度も開いたことのない新品同様のジャポニカ
「古本屋に引き取ってもらいましょうね」と母
何十万もしたから高くとっくれるわよ
電話をかけてBOOK OFFのスタッフにきてもらい
「高くとってね」と自慢げに
スタッフは呆れたように笑いながら
「捨ててあげてもいいけど手数料がかかりますよ」だと
みょうに腹がたったが
それは事典を一度も使わなかった自分自身になのか
思いやりのかけらもない小さな自分になのか
現金で買える財力などない40年まえの母
母がどうやってこれを買ったのかは分からないが
判を捺す母の想いはよくわかる
この歳になってはじめて 
その有り難さを思い知ったのだ

ぼくの仕事は生徒にやる気を出させ
母親がなぜ子供に勉強をしなさいと言うのか子供に理解させ
また子供がやる気がないのではなくやりかたが分からないのだと
母と子を仲直りをさせることができたら
天職 天職をまっとうする

本当のことを言うと
生きてるっていいと思う
母の命が短いのだと本気で考える機会を与えていただいた
丈夫な身体がある 仕事もある 生きていられる
ぼくは なんて幸福なんだ
ギターをつぶされ 眼をつりあげ
母をなじりつぶして
「年金で少しずつ返すから」
やりきれないな
ぼくは小さい
ほんとに小さいと思う

あした出会う
子と母に
幸多かれと
幸多かれと
手をあわせ

おやすみなさい

本当のことを言うと
生きてるっていいと思う
00:42 | VERY GOOD !! | comments (10) | page top↑

Bye Bye my Guitar

   Bye Bye my guitar

   早く行っちまえ

   Bye Bye my guitar

   早く消えちまえ

  

   あの旅の空を覚えているか?

   きみが奏でたメロディー

   忘れない



   Bye Bye my guitar

   ふりかえるな

   Bye Bye my guitar

   愛していたと言ってくれ


   行っちまえ

   消えちまえ

   早く!
13:31 | GOOD ! | comments (2) | page top↑

寂しい老人

ストーカーのような老人
友達になろうと寄ってくる
ぼくは野球のほうが気になって
しわだらけの手をふりほどく
「冷たいわね」と老人
そうかな

地下鉄駅の階段を
ひざを曲げないで降りる老人
あなたの杖になるつもりはなかったが
放っておくと転んでしまう
前のめりはとてもいさぎよい
ぼくはかけがえのない人になる
いや なってしまったのだ

「なろうね」と言ってなるのが友達じゃない
いつのまにかなっているものが友達だろう
好きなところも嫌いなところも
「友」と呼べる条件だろうか
Keyをたたく術を覚え
最初からないルールをも持たず
許可を得てそれを「友」とよぶ人
恐るべき老人だ
言葉はどこまでも舞い上がり
彼女の饒舌は加速する
転げ落ちる友情は勘違いの歌
伝言板の書き込みと化した約束の地
入り込んでほしくない「域」に
ちゃっかり座り込んでしまったのだ
ひらひらと浮かぶ友情の木の下で
待ちぼうけという寂しさを思い知る

ストーカーのような老人
友達になろうと寄ってくる
ぼくは野球のほうが気になって
しわだらけの手をふりほどく
「つめたいわね」と老人
そうかな

09:08 | GOOD ! | comments (0) | page top↑

病む

病んでるね
そう 君は病気だ
メガネを逆さにつけたり
スプーンを床に押しつけたり
変人といえる君なら素晴らしい
しかし君は変人じゃない
そう 君は病気だ
病んでるね

おれの庭に来る鳥は有権者ではなく
おれの何を奪おうとする
ブルースの家のドアを叩くなら
タキシードぐらい着てこいよな
首まわり42cmのシャツを伊勢丹で買って
袖丈をうまくつめてもらうんだ
鳥なら鳥らしく少しぐらいへつらえ
ノドは大切にしろと言ってるんだ
バンダナを頭に巻けって?
冗談じゃねぇ!おれは君じゃない

坂道に転がってる空き缶がいい
転がる可能性に10000円賭けよう
2回払いでどうだ?
いや おれは負けない
道ばたに似合うのは花じゃなくて
くずかごに入るべき正義だと
とんでもない奴らとたらふく飲んで
泣きじゃくる子供に愛をくださいだと
大きすぎる口に乾杯だ!
小さくて見えない誠を探しだせ!
まだ終わらないこの国に
そして未だ見ぬ明日の自分に
眉間にしわをよせて いったい
お前はどこの誰れなんだ!

きのう死んだ俺にドレッシングをふりかけろ!
もっと新鮮な水で洗うと背筋がのびるのにな
朝寝坊は過保護すぎるメロディー
「君は天才だ」
いや そうじゃない
風に問いかけてみる
問いかけるカップには先客が
見捨てるのか?

空っぽに何を言っても無駄だと思う
おれは空っぽの真ん中に立っている
パチンコ屋のまえの行列に肩をつっこんで
運のいい一日を期待しよう
尻のちいさな若者を蹴飛ばして
自分だけが座る椅子を確保しよう
バカヤローの裏側にたたずむ歌が
思いだせない

おれは膝小僧に注射を打ち
バネのきしむシートにしゃがみこむ
かけがえのない明日を
むしゃくしゃと食いちぎる
ペットボトルにあふれるほどの何が
おれをこうさせるのか
関係ない
祭りのような街
ばればれな計画
細くなった指から落ちてゆくのは
バカヤローの裏側にあるドクロの指輪だ
病んでるね
そう 君は病気だ

ありがとうの真ん中に
そうだ
たしかに
病んでいる
00:08 | GOOD ! | comments (2) | page top↑

僕の靴と君の赤い足

靴がほしい
穴があいた底の抜けた靴に
雨が沁みている
素足のままで歩けるのに
僕は新しい靴がほしいのだ

髪の毛の芯まで
雨が沁みている
犬が啼いている
哀しい目をした犬が啼いている
足が真っ赤に濡れている

君にパンを買ってやれるほど
僕は金を持ってない
だって靴を買うのだから
外套の中に入っておいでよ
雨がやむのを待つことにしよう

温かい
君とくっついていると
生きていられる
ボロ布でも見るように
白い目をした傘が通る

ポケットの小銭
有り金はたいてパンを買おうか
分け合って食べれば
もっと温かくなれるはずだ
靴はまたこの次でいい

あっちから見てもこっちから見ても
僕らはこうして生きている
濡れた外套の中で息をしている
雨がやんだら今度は傘を探そう
誰かが忘れた立派な傘を

君の足を見ていたら
なんだかそんな気になった
素足のままで歩いていける
今はこうして雨がやむのを待つことにする
僕の外套にくるまって

靴は
いちばん
最後でいい

そうだな
10:16 | VERY GOOD !! | comments (4) | page top↑

兄ちゃんの背中に

自転車を押しながら歩く兄ちゃんの背中を
いつも僕は3mうしろから頼もしく眺めていた
すこし大きな上着のすそが風に揺れるたびに
僕は兄ちゃんのようになりたいと思った
肩から下げたカバンに何を詰めたか忘れたが
あの夏の日の夕焼けを僕は忘れない

夕陽が僕たちの道を照らして
長くのびた凸凹の影が絵葉書のよう
母さんが家の前で手をふっている
「もう少しだ!」
団欒と呼べるかどうかはわからない でも
ささやかな夕べに僕たちはいた
丸いテーブルにならんだ3個の茶碗
山盛りのごはんを僕たちに
母さんは少しだけ

昭和を生きた僕たちに

兄ちゃんが家をでて何年になるだろう
どの空の下で暮らしているのか僕は知っている
郵便受けに兄ちゃんからの手紙が届くのではと
風がたたく窓ガラスの音に 母は
「はい!」と応えるのだった

江川や中畑 吉村も桑田も
クロマティだってもうリタイヤだ
兄ちゃん!
僕らのYGマークの帽子はどこへ行った?
今はね
イチローやダルビッシュ
松坂とか小笠原とか
世界大会の真っ最中
桑田や江川はもういない

昭和を生きた僕たちも

6mのコンクリートの塀は高いな
見張り塔の先っちょが少しだけ見えるよ
10分間の面会は切なすぎるから
今日も塀の外で口笛を吹くことにする
あの風に乗り僕の吹く口笛が届くようにと
ただ願うだけにしておこう

母さんは歳をとったよ 

兄ちゃん
12:12 | GOOD ! | comments (5) | page top↑

セピアまではほど遠い

ぼくの手元にある君の写真は
いつも笑ってる
そこだけ切りとったような
色褪せた君がいる
たしかぼくが撮ったものだから
あの頃は楽しかったのか
どうだったかな

ぼくが抱く君の影に
隠れようとする純情がある
あの頃は楽しかったのか
どうだったかな

君がなにか言いかけたように
口元は動く途中で
ぼくになにを言おうとしたのか
想い出せない
チェックのシャツと
カットしたジーンズと
ひっかけたサンダルと
少しはねた髪と
そこにある君は
あの頃のままなのだ

セピアまではほど遠い
中途半端な君が
いつも
いつも
笑ってる
ぼくは君を覚えてる
君はぼくを覚えてるかな
09:30 | GOOD ! | comments (2) | page top↑

信じない

信じない

薄っぺらな言葉なんか

信じない

友達になろうなんて口に出して言える友情に乾杯

信じない

いつまでも一緒だなんて嬉しいな

信じない

破滅は甘過ぎるノクターンの裏側に

信じない

ここにある生の意味から始めよう

信じない

ただ息をするだけの悲しみに

信じない



07:51 | NO GOOD | comments (2) | page top↑
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