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過去に続く足跡なら

ずいぶん降ったものだ
まっすぐ下りてくるとても一途な雪
わたしの過去を消し去るために
躊躇することなく

頼んだわけでもないのに
頼まれたように降るとても律儀な雪
過去に続く足跡なら消えてもいい
そんな気がして

わたしは座っていた
あした吹く風の色を眺めながら
何色にも染まる純白がいいなら
この雪の椅子に腰かけたまま朝を迎えよう
直ぐな背を曲げてしまう幼稚な夢よ
ちょいとつまんで丸めてしまおう
わたしの夢はこの雪の上にあり
過去に続く足跡ではない

さんさんと降るこの雪の上に
新しい足跡ができるのだ
そのために降る雪だとしたら
こんな素敵な夜はない




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02:52 | VERY VERY !!! | comments (4) | page top↑

ふたつの道を歩くほど

わたしにできることといえば
あなたの幸福を祈ることぐらいで
いますぐここを飛び出して行けたらどんなにいいのに

ふたつの道を歩くほど器用じゃないと
あなたの声を聞いていて思う
好きになればなるほど
その道に降る雨は冷たい

約束をしたのは紙切れの上だけのこと
本意かどうかはわからないが縛られている
笑う場所だったキッチンもいつのまにか泣き場所になり
足かせのように重いその約束の紙を
約束のように固いその足かせを解いて
あなたの道を歩きたい

携帯の履歴を消して
一週間の休みに耐えられるだろうか?
あなたと出会う前の暮らしに戻るだけなのに
わたしの胸はこんなに痛い


買い物もした
掃除機もかけた
花に水もやった
なにも変わらないわたしだった

ただ あなたではない


ふたつの道を歩くほど器用じゃないと
あなたの声を聞いていて思う
好きになればなるほど
その道に降る雨は冷たい
11:48 | VERY GOOD !! | comments (4) | page top↑

上ば見て歩け

どこ見て歩く
口元ゆがんだ哀れな者
上ば見て歩け
得は上にあると思う者
哀れな こころ狭き者

卑しいその媚びた眼
命乞う貧しき者の眼
死に往く意味を思い知れ
君はもうすでに死んでいる

強い者に弱く 弱い者に強い君は
今日もひとり どこ見て歩く
首筋に意志のない哀れな者
上ば見て歩け
下からの声に耳を貸さぬ者
哀れな こころ卑しき者

その黒い汚れた手
懲りることのない盗人の手
裁きの意味を思い知れ
君はもうすでに裁かれている

どこ見て歩く
口元ゆがんだ哀れな者
上ば見て歩け
得は上にあると思う者
哀れな こころ狭き者



上ば見て歩け

いつまでもいつまでも

上ば見て歩け
23:01 | VERY GOOD !! | comments (2) | page top↑

流れる

雑踏に紛れる
ひしゃげたハート
河の流れをみつめて
遠慮がちなくしゃみをする
ここに居る僕をくるくる丸めて
橋の上から捨ててしまおうか
それとも生きる理由をちいさな声で
ちいさな声で叫ぼうか
流れる
なんとなくまた流れてゆく
つぎの街で出会える君よ
僕の何を育てよう

かつて僕は勇気という友をもち
僕自身が彼を僕と呼んでいた
首筋にいつも意志を持ち
凍えそうな夜には歌を唄った
振り返る過ぎた日々はバラ色で
未だ見ぬ明日は何色だろう
今日がいちばん輝いて
明日はもっと輝くのだが
流れる
なんとなくまた流れてゆく
つぎの街で出会える君よ
僕の何を育てよう

きのう読んだドストの本に
見覚えのある文字をみつけた
何年もまえに読んだ本を
再読する旅に出た
あのころの文字はふるえて
耐えきれず流した泪の沁みになる
やさしさの意味もわからずに
ただ前をゆく長い旅だった
流れる
なんとなくまた流れてゆく
つぎの街で出会える君よ
僕の何を育てよう

橋の上に立ち尽くす友よ
もう一度僕とあの歌を唄おう
肩落とす君の夕暮れに
育む今日が降り注ぐ
流れる
なんとなくまた流れてゆく
つぎの街で出会える君よ
今日という日を育てよう

流れる
流れてゆく
僕の何を育てよう






23:30 | VERY GOOD !! | comments (7) | page top↑

ママの恋

まっすぐな眼でにらまないでおくれ
あなたには嘘のつけない私だから
いつまでも私の子供でいておくれ
いつか話せるときがくると思うから

「襟がまがってるよ」と触れば
「気持ち悪いから触るなよ!」と言われた
髪に糸くずがついていたからとろうとすると
「ちぇっ!」と言い横をむく

むずかしい年頃だとか反抗期だとか
そんなんじゃないわよね 私の娘
もっと気にかけてやればよかったな
面倒そうに扱ったからね
ごめんよ 私の娘

ごめんよ 私の娘
ママは今 恋をしている
パパ以外のひとを愛している
煙草をすったりお酒を飲んだり
ママを困らせるのはそのせいなのね?
ごめんよ 私の娘
あなたには嘘はつけない

もっとあななたが大きくなって
あなたに死ぬほど好きなひとができたら
ママの頭を一度だけ撫でてね
ごめんよ 私の娘
ママは今 恋をしている

まっすぐな眼でにらまないでおくれ
あなたには嘘のつけない私だから
いつまでも私の子供でいておくれ
いつか話せるときがくると思うから
12:22 | NO GOOD | comments (2) | page top↑

生き方という僕のノートに

突然の雷じゃ
ずぶ濡れになっちまう
どしゃ降りは慣れっこだが
後悔にしみ込む雨はつめたい
生き方という僕のノートに
後悔の文字ばかりがしゃがみ込む

しゃがみこんだ僕の文字は
震えながら空をみる
独りぽっちがいいのなら
ずっとそうしていたらと空は言う
生き方という僕のノートに
かけがえのない人がいる

かけがえのない人は僕を見下ろし
世界中でいちばん手のかかる息子だと笑う
気づいたときがスタートなんだと
気休めにも似たエールをくれる
生き方という僕のノートに
温もりを絵に描いてみる

温もりは思うように描けず
描けないなら感じようとそれを抱きしめる
子守唄のようなエールは空を見上げて
僕の腕から旅立つ朝を待っている
生き方という僕のノートに
旅立ちを受け止める素直さがない

素直に事実を受け止めようとすれば
僕はきっと気が変になってしまうだろう
いつも一緒なんだという甘えと
失ってはじめて気づく存在の壁に
生き方という僕のノートに
壁の前に座り込む文字がある

突然の雷じゃ
ずぶ濡れになっちまう
どしゃ降りは慣れっこだが
後悔にしみ込む雨はつめたい
生き方という僕のノートに
後悔の文字ばかりがしゃがみ込む

生き方という僕のノートに

生き方という僕のノートに

01:13 | VERY GOOD !! | comments (12) | page top↑

うぉんうぉんと啼いて

嘘のない街に
心ほどいて
ようこそ

顔のない犬
足を濡らして
とぼとぼ

うぉんうぉん
うぉんうぉんと
啼いて

また来る朝
心捨てて
よちよち

親知らずして
子は育つか
てくてく

うぉんうぉん
うぉんうぉんと
啼いて
06:45 | VERY GOOD !! | comments (4) | page top↑

我ここにありここに居て

凍えそうな唇かんで
くやしいくやしいと泣いた

卑しそうに指先ふるえ
めめしいめめしいと泣いた

我ここにあり ここに居て
我ここにあり ここに居て

欠席する人の途に
すがしいすがしいと泣いた

約束は散る場所知らず
むなしいむなしいと泣いた

我ここにあり ここに居て
我ここにあり ここに居て


02:31 | VERY GOOD !! | comments (4) | page top↑

リアル

寒いな
わかってるさそんなこと
君が居ないんだから
リアル
ふらついて倒れそうだった
八丁平の高台から見下ろす夜景
さよならを告げたはずなのに
念を押すように響く鼓動
何度ここに来たのかも
なぜここに居るのかも
わからない

埠頭を渡る風
肩落とすリアル
箱のような家
どこに自分を捨てていこう
くるくるまるめたリアル
僕の指先を離れ宙を舞う
わかってるさそんなこと
君がいないんだから
リアル
そこにある抜け殻のようなモノ
風ふけば飛んじまうようなユウウツ
ちっぽけな純情

明日から僕は抜け出ることを覚えて
てきとうな相槌をうつのだろう
寒くなれば上着を着込んで
その場をしのいだりして
還ろう
怒ってるような海
照らされる僕のリアル
4時間かかって急ぐ家路に
リアル
捨ててきたリアル
ちっぽけな純情
凍てついた夜

寒いな


09:00 | GOOD ! | comments (2) | page top↑
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