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私の夢

語ればきりのない 私の夢
あれもこれも どれもこれも
尽きることない 千もの夢


私は私で ひとつの身体
右脳の箱に詰め込んだ幼き夢
取り出してみた 千もの夢


手のひらにしゃがんだ私の夢
ふぅーっと息を吹きかけて
凍えぬように 千もの夢


凍えぬように 私の夢
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01:38 | GOOD ! | comments (6) | page top↑

暮らし

「大丈夫さ」と強がっても
雨は私の肩を濡らした
傘は持っていたが

地下鉄駅から徒歩二分のマンション
暮らし始めて十年になる
サンダルをひっかけてコンビニまで手をつなぎ
そうだな . . . . .
君と暮らすために買ったこの家
ベランダに君の残したサンダルがある

手にぶら下がる革のカバンは
私の日常を知り尽くしていた
随分くたびれた彼は
汗のしみた取っ手と歩く そして
家と会社の往復を繰り返すロボットのような
感情のない私の理解者になる
可哀想と同情すれば
投げ出してしまいそうな気がした
だから 今日も明日もあさっても ずっと
友と決めた彼を持ち歩くのだ

私の靴に休日はなく
何度も張り替えたソールは悲鳴をあげていた
アスファルトの冷たさを愚痴ることなく
彼は今日も私の膝を支えている
泣き出しそうになる私の中の少年を
なぐさめ 諭し 導いて
歩かせてくれたのも彼だった
たまには磨いてあげなければと
だから 今日も明日もあさっても ずっと
友と決めた彼と歩くのだ

私の腕にある時計は
止まることなく時を刻んでいた
寒暖の差を知らせる能力はなかったが
彼の律儀な優しさは動かない私を動かした
思いやりのない私は腰を上げず
「時間」という宝物をもてあそぶ
思い知る後悔のまん中に立ち尽くす少年
ああ!後戻りするゼンマイがあればいいのに!
だから 今日も明日もあさっても ずっと
友と決めた彼を連れて歩くのだ

ベランダに君の残したサンダルがある
笑い声が聴こえたような気がした
固めようとした「暮らし」が
雨に濡れていた

「大丈夫さ」と強がっても
雨は私の肩を濡らした
傘は持っていたが
23:43 | VERY VERY !!! | comments (10) | page top↑

青春というリアル

大切なものを見失いそうになるとき
ぼくはいつもポプラの根に腰かけて空を見上げる
空はぼくのこころを映すカンバスで青色だけが空の顔じゃない
どこまで続く旅なのかなとふぅーっと息を吐くと
泣き出しそうな雲の切れ間にぼくだけの明日がみえた
青春というリアルだった

ぼくに会いたいと思うが手紙すら書けなかった
文字はこころをなぞる恋歌のようにはかなく
きょうもぼくはポプラの根に腰かけていた
会いたくて会いたくてぼくに会いたくて
ぼくの首筋に吹いてくる風に
ぼくの首筋に吹いてくる風に
笑うしかない今日をさしのべた
青春というリアルだった

どれが本物のぼくかわからないとき
ぼくの胸にあるクロスを握りしめるといい
うそをついたときに痛くなる場所がぼくの居場所で
そこに行けばぼくのようなひとに会えるかも知れない
届かない手紙を待っているような午後に
届かない手紙を待っているような午後に
青春というリアルだった

会いたくて会いたくてぼくに会いたくて
会いたくて会いたくてぼくに会いたくて

ちっぽけだと思うがここにある命をみつけてほしい
ポプラの根に腰かけて手をふるぼくをみつけてほしい
ふぅーっと吐き出すぼくの溜め息の音に耳をかたむけてほしい
握りしめたクロスがまだ温かいことを確かめてほしい
届かない手紙を待っているこのぼくに気づいてほしい

会いたくて会いたくてぼくに会いたくて
会いたくて会いたくてぼくに会いたくて

青春というリアルだった
09:56 | VERY VERY !!! | comments (12) | page top↑

アンティークになるぼくたちだから

きみがどんなにくしゃくしゃになっても
どんなにかさかさになっても
きみの内側だけを見ていくよ
ぼくだってずいぶんくたびれた
白くもなったし薄くもなった
お互い様 そう
お互い様なんだよな

ねえ
ぼくたちが愛したものを机の上に並べてみようか
外側なんかどうでもいい
さびさびの自転車だってそうだ
まだちゃんと動くだろう?
トースターだってずいぶん傷ついた
セーターだって靴下だって
きみにあげた指輪だってさ
傷だらけ

いいんだよ
くしゃくしゃになっても
かさかさになっても
みてくれなんかどうでもいい
古くなればなるほど輝くものを
つないだ手の中で温めていけたらいい
いいんだ いいんだ
どんどん古くなればいい
いつかアンティークになるふたりだから




くしゃくしゃだっていい
かさかさだっていい
いつまでもきみの内側だけを
06:39 | VERY GOOD !! | comments (8) | page top↑

この手

この手を見てごらんよ
全てを知っている手
刻まれた皺
自分のことだけで
思いやりの無い手

この手をポケットに入れなよ
わがままな手
温もりの無い指先
欲だらけの
みすぼらしい手

この手を天にかざせよ
ひとの為にと
雨をさえぎる潔い
傘のような
骨のある心

この手に魂を宿せよ
内側から温もりを
血液の流れに逆らわず
この身まかせて
輝ける手

この手を胸に当てろよ
けがれの無い手
指間を過ぎる風に
泪を渇かす
母の胸に似た
22:22 | GOOD ! | comments (7) | page top↑
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