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風はさすらいの唄に似て〈再投稿〉

どれぐらい経つだろう
この街と暮らして
地下鉄駅の近くで
ペットが飼える部屋がいいと
君と不動産屋をまわった

少し震える肩を抱いて
合鍵を確かめて
一緒にゴミを捨てに行き
いってらっしゃいのキスをして
連名で判をおした支払い計画書をながめて
僕はささやかな覚悟をした

戻れない旅だと
心のなかで何度も繰り返した言葉を
カンバスのうえに並べた
ぎこちない共作の上を吹き抜ける風は
さすらいの唄に似て

ひとり暗い部屋のドアをあけ
君の靴がないことに気づいた
右下がりの君の文字がうずくまる
この部屋の広さを思い知る

ベランダから見下ろす街に
ちいさく見えるバス停に
君の面影をさがしてみる
いまから追いかければまだ間に合うのに
そうしない僕の後ろめたさに

どれぐらい経つだろう
この街と暮らして
何も変わらない街の灯りに
何も変わらない僕の暮らしに
眼の下に広がるささやかな団欒の灯り
深い眠りについたこの街に
ひとつだけ消し忘れた家の灯りがある
あれが僕たちの団欒なら
そんなことを
そんなことを想いながら

あした この街を出よう
面影と暮らす君の猫を抱いて
そう 君と歩いた河川敷のふもとに
そっと 合鍵を捨てていこう

風はさすらいの唄に似て




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07:26 | VERY VERY !!! | comments (17) | page top↑

落書き

ぼくの20年後を描いてほしい
あの放課後の美術室で待ち合わせしよう
もっとやさしい目をしてるだろう?
顎だってそんなに丸くないさ
なあ きみの未来はどんなだろうね?
西陽がこんなにながくなるのは
想いが重なる明日があるから

真っ白いシャツ
オニツカのバッシュ
メトロノームのふた
風になびく国旗
半熟の目玉

コーヒーの香り
冷たいフラフープ
汗臭いジャージ
パレットに浮かぶ虹
空に描いた道
凸凹の影
さよならのうた

ブリキのように固い孤独を
ぼくはポケットのなかに隠している
こんなにこんなに こんなになるまで

なあ ぼくの未来はどんなだろうね?
くしゃくしゃになった通知箋で紙飛行機をつくろう
ほんとうにあの夏8月の空を飛べるのなら
あの放課後の美術室まで飛んでいこう
ぼくの20年後を描いてほしい
きっとずっときみを
ぼくは見てる

03:46 | GOOD ! | comments (0) | page top↑

しあわせをつないでいこう

こうして
しあわせをつないでいこう
もしも誰かがぼくの子を産んで
そしてその子がまた誰かに恋をして
この空の下アスファルトの上
雨にうたれて泣きそうになっても
無駄な命なんてないんだ
なにひとつ無駄なことなどないんだ

こうしてここでまた会おう
しあわせをつないでいこう

22:48 | VERY GOOD !! | comments (0) | page top↑

メモ紙に書いてあること

若くても死んでいるやつがいる
冒険のできない香りのうすい生き方
ぼうにふることはないが一度きりの人生
オモロいほうがいいじゃないの

いくらでも稼げるんだと思えば
おれなら寝なくてもいい働くだろうな
なぜ幸福の上限を決める?
世界中の幸福を全部盗んでしまえ!
やっちまえばそれはそれでなんとかなるものだ

やっちまったほうがいい
00:22 | GOOD ! | comments (0) | page top↑

旅の途中で途方に暮れたら。

もしもぼくが
この旅の途中で途方に暮れたら
故郷の空にある星を眺めることにする
流れ星をみつけ小躍りする膝
団欒のように見える星座
あの街遠く
近くに想う
友の声

いま何を信じ
どこに行こうと
東の空を
ぼくは忘れていた
忘れていたのではなく
避けていたのだと

故郷の扉は古いアルバムにあり
いつでもそこから入って行ける
鍵をかけずに待っていた友
朝まで寝ずに唄いたい
懐かしむだけの夜はいらない
新しいものを創ろう
不器用だと笑え
道化は売るが決して媚びは売らず

語らず ただ うなずくように
時の流れを奏でよう
語らず ただ うなずくように
時の流れを奏でよう

もしもぼくが
この旅の途中で途方に暮れたら
故郷の空にある星を眺めることにする
流れ星をみつけ小躍りする膝
団欒のように見える星座
あの街遠く
近くに想う
友の声

あの街遠く
近くに想う
友の声




01:30 | GOOD ! | comments (1) | page top↑
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