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無垢の歌

でくのぼうみたいな水銀灯に
酔っぱらいがしがみついてる
ネクタイが風にヘラヘラと笑い
折れた黒いコウモリ傘を持って
ほらほら油断しないほうがいい
やつらは自分に降りかかる雨さえ
しのげればそれでいいんだから
あんたなんか素っ裸にされちまう
路地裏のちょっと怪しい酒場じゃ
ブローカーたちが高価な酒を飲んで
街角では娼婦が男たちの手をひく
まだまだ眠らない抜け目のない街で
ねぇ それにしても娼婦は恋をしないのか



言葉は激しい風のようで
ザラザラと神経を舐めあげる
さっきまでの雨がまるで嘘のように
気まぐれはいつも女だけじゃない
ミリオンセラーのステキな歌を
路上に座りこんだ天使たちが唄う
奥歯に何か物がはさまって
天使たちに「ありがとう」も言えない
自分たちの言葉や魂の叫びは
いったいどこまで飛んだんだろう
いつだったかマルクスやヒットラーだって
自分を唄うのに躍起になってたのに
ねぇ それにしても天使たちは夢を見ないのか



偽善者は雨に汚れず
正直者はどしゃ降りの中
壇上の黒服の男は酒臭い息をして
陪審員は今日も緊張感が無い
ドロボーがようやく眠りだす時間に
法廷では激しい裁きの雨が降る
今じゃ警官だって弁護士だって
何をしでかすかわからないというのに
産れくる赤ん坊は揺りカゴの中で
怯えながら何を夢見るのだろう
赤ん坊は揺りカゴの中で殺してしまえばいい
君の未来に同情してしまうから
ねぇ それにしても人は生きようとしているのだろうか



笑顔ほど曖昧なものは無く
人はみんな何枚も舌を持っている
ホームレスだって政治家だって
誰れよりも自分が好きなんだから
ほらほら油断しないほうがいい
あんたなんか素っ裸にされちまう
ポケットの夢や背骨まですっぽり抜かれて
まるであんたの黒いコウモリみたいだ
ポツポツと街に黒い雨が降る
今夜はいったい誰れの番だろう
街角の号外に雑じって
誰れかが唄うブルースが聴こえる
ねぇ それにしてもなんて淋しい声なんだろう


08:01 | VERY VERY !!! | comments (2) | page top↑
アイオワの虹 | top | 緞帳役者のうた

コメント

#
こんばんは。
無垢な心を持った人ほど、
暗闇を知っているのかもしれない、
そして、その暗闇に飲まれない道を知っているのかも
と感じました。

暗闇に染まらない、無垢な心は
ずっと持ち続けることができるのでしょうか?
世間の垢まみれになっても。。。
そんなとき、ブルースが流れるのかなぁ。
by: きょう | 2008/05/16 22:45 | URL [編集] | page top↑
# きゅうさん
真っすぐでは生きていけない、しかし、ずる賢い
生き方はしたくない!困ったもんです。ひとは
みんな、こうありたいと思うくせに周りに流される感が
ある。無垢な眼を持った大人はずるい!
by: Mr.HOBO | 2008/05/18 19:52 | URL [編集] | page top↑

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