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アイオワの虹

9度目のコールでやっと出たワイフは
眠そうな声で「おはよう」と言った
朝焼けに染まる三角の屋根をめざし
ぼくは500マイルの道を走ってきた
かげろうが立つこの道
帰る家があるのだ

ボンネットを撫でる風は痛いぐらいで
心にできたかさぶたを冷やかそうとする
昨日の夢も今日の道も
明日に架かるあの虹のようだと

草を食むぼくたちの馬が見えたら
もう一度きみに電話をしよう
「もうすぐ着くよ」と
2度目のコールで出たワイフの声に
ぼくは震えるほどのやすらぎを見るのだ



今日はゆっくり休もう
徹夜してこさえた2人乗りのブランコ
朝までいよう そして
3つ目の椅子を ちいさな椅子を
いつか きっと

乾ききった空に浮かぶ
きみによく似た虹色の雲
そこを渡って行ける場所に
腕組みをしたきみがいる

少しだけ手を振ってくれ

ぼくは
それだけで
生きられるのだ


09:00 | VERY VERY !!! | comments (13) | page top↑
屋根 | top | 無垢の歌

コメント

# ご無沙汰してます。
美しいと思いました。
それは読みすすめて浮かんでくる情景だけでなく、
深く熱い想いが刷り込まれて言葉が発色をして。
シーンを追っています。

2回目の電話のときは心は帰っているような、
体だけ、物理的に仕方ない体だけ、土煙を上げて
運んでるような・・・。
玄関に出て待ってる姿を見ている。
いつの間にかこちらまで微笑んでいました。

豊かな時間をありがとうございます。
とても好きです、この詩。
by: nora | 2009/08/27 21:01 | URL [編集] | page top↑
# noraさんへ
「実際にあった話ですか?」と聞かれることがあります。
作品のなかに登場する人物、主人公が自分だと、疲れるでしょうね。
映画のようなシーンと、こころの置き場。
アメリカ アイオワ州に行ったこともないですし、架かる虹の色
もわかりません。しかし、読み手がこの作品を観たとき、頭にうかぶ
それぞれの町があるはずです。待つ人、帰る家、ぼくはブルースが似合う
町に飛んで行きたかった。だからそんな作品を作りたかった。
古いギブソンとハーモニカ、しわがれた声のブルースが流れるシーン。
アイオワ州の農家のブランコまで、行ってみたかったのです。
また、頑張って表現活動をしていきます。
noraさんも頑張ってください。
ありがとうございました。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2009/08/28 10:28 | URL [編集] | page top↑
# こんにちは。
アイオワというアメリカの地からは大きな空、広い大地、
とうもろこし畑や大豆畑の広大な景色が見えてきそうで、
もしかしたら風の音も聴こえるかもしれませんね。

私はこの二連にとてもこころひかれるのです。
2度目のコールで出たワイフの声に
ぼくは震えるほどのやすらぎを見るのだ
震えるほどのやすらぎ  とは?
こころ波打つ、言葉ですね。
アイオワの虹は君にかかる象徴のようでもあり、
 詩は楽しいですね、書き手の真意とは別に読み手が自由に想像し想いをめぐらすことができますね、でも、作者は大変な想いをしているかもしれませんね。
 半分だけ語って
 半分は読者に
そんな感覚が良いのでしょうか

by: t.gray | 2009/08/29 14:16 | URL [編集] | page top↑
# t.grayさんへ
攻めてばかりの男の世界に、もしも安らぐ瞬間があるとしたら、
ぼくならこの作品のような世界にあこがれます。
朝日がまぶしく、すこし眼をふせながら腕組みをしながら待って
いるワイフ。そこに彼女がいること、想いの接点があること、
足元に大きな犬がいたらもっとよく。
かわいたブルースが流れ、「マディソン郡の橋」のような悲しい物語
がある。想像でしか行けないあこがれの場所にぼくは飛んで行くのです。
表現者であることを誇りに思います。
頑張ってたくさんの作品をUPできるよう、そうだなあ、
古い映画でもまた観ようかな、と。
by: Mr.HOBO | 2009/08/29 16:12 | URL [編集] | page top↑
# こんばんは。
想像でしか行けない場所にぼくは飛んで行く、そして震えるほどのやすらぎを見る声、何かとてもなつかしくて、自分自身を違う世界に導いてくれる表現の世界は良いですね。
ご無沙汰しておりました。
by: t.gray | 2011/08/09 01:07 | URL [編集] | page top↑
# ありがとう
HOBOさん、美しい詩をありがとうございました。
大陸の乾いた風が吹き過ぎて
野の草がさらさらと揺れる音が聞こえた気がしました。
これからもきれいな詩をずっと作り続けてください。
by: タロコ | 2011/08/09 10:08 | URL [編集] | page top↑
#
『アイオワ』…

その響きだけで、情景が浮かび、歌が生まれる場所がありそうですね。

男は旅人。女は待つひと。
男はいつ帰ってくるのか、いや帰ってくるかどうかさえ分からない。
それでも女は、部屋を片付け洗濯をし、料理を作って待つ。
台所の窓から、遠くの道路の方をいつも眺めて…

結局今日も男は帰ってこない…。
女は一人で夕食を済ませ、皿を片付け終わると、
表のベランダに出て、庭のブランコに一人腰かける。
頭上の木々の枝がざわざわと揺れ、少し肌寒い。
女は家に入る前に、また、あきらめきれないように、
外の暗闇を透かし見るんですね。

明日の朝、彼が帰ってくるとわかっていたら・・・!
どれほどか、女の眠りは幸せなことでしょうね。

ふふ。想像をたくましくしてみました~!^^
by: 彼岸花さん | 2011/08/10 00:59 | URL [編集] | page top↑
# t.grayさん
おひさしぶりですねぇ、t.grayさん。
ちがう世界になんて行けませんよ、ますます、自分に近くなろうと
しているのですから。体調はダイジョウブですか?
ぼくは少し充電したほうがいい状態です。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2011/08/12 00:05 | URL [編集] | page top↑
# タロコさん
そうですか、草のさらさらが聴こえましたか。
よかった、、、
ぐっとくるようなアイオワの夏。
照り返しにのきつい。
彼女はすこし目を細めながらまぶしそうにウッドデッキに立っているんですよ。
腕まくりをして、腕をくんで。ぼくが帰っても、わ~とか言わない。
ちょっとだけ微笑んで手を振るんですよ。
「おかえり」とひとこと。
「ああ」と。
ぼくはゆるくて長いのがいいんです。
ゆるくてながいつきあいがいいな。
と思うのです。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2011/08/12 00:17 | URL [編集] | page top↑
# 彼岸花さん
平屋のウッドハウスっていいと思いませんか?
ログハウスのキットかなんかで650万ぐらいで出てるあれですよ。
アイオワ州とかにはたくさんありますよね。おそらくむこうの農家の
一般的なイメージ。トウモロコシ畑の真ん中にぽつんと。
9回目のコールで眠そうな声、これはあきらかに来るか来ないかわからない
日常の絵。2回目のコールで出るワイフは待ちどうしさをかくせない絵。
そのあたりが。

きのう、十勝地方のトウモロコシを食べましたよ。
まいうぅ~ですね、やっぱ。都会には無いゆるい感じに憧れます。
9月にはもしかして秋田で唄うかもしれません。そらさんとご対面とでも
いきますか!復興のイベントの声がかかったんですよ。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2011/08/12 01:02 | URL [編集] | page top↑
#
9月に秋田で。
復興のイベントですか。それはいいですねえ!!!
HOBOさんのちょっとかすれた優しい声が、きっと
震災に疲れた人々のこころを癒すに違いありませんよ。

それはいいですねえ…♪
そらさんの秋田。いいですねえ。
by: 彼岸花さん | 2011/08/12 22:02 | URL [編集] | page top↑
# 彼岸花さん
まだわかんないですがね。
ぼくはプロではないんであくまでもぼくの気持ちひとつです。
頼まれたというより「出演してもいいですよ」程度のオファーですから。
唄うなら避難所で唄いたいと思う気持ちが多いので、秋田行きはまだ
わかんないですね。アキレス腱の問題も抱えるHOBOですから。
考え中

彼岸花さん、
扇風機の風でもけっこう乗り切れるものですね。
まだけっこう暑い札幌の盆。
ゆっくりまったりさせてもらってます。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2011/08/13 10:59 | URL [編集] | page top↑
# 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: | 2013/02/23 15:31 | URL [編集] | page top↑

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