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実名のない新聞記事から

のどが渇いていた
冷たい水が飲みたかった
地下街はごったで

そうだ
ぼくは15歳になった
祝福の声に聴こえた
いつのまにか夜になった

思いだした
ぼくはのどが渇いていた
自動販売機で買ったアルミに
150円も投資した
ポケットにはもうなにもなかった
ただぼくのげんこつはとてもかたく
誰かを破滅させる威力はあった
ぼくを侮辱する眼を探した

嘘っぱちだと笑った
祝福なんてなかった
ぼくはただ年をとり
この街に放置された

連呼する大人たちがいた
政治家を目指そうとする若者なのか
ただの客引きだった
だれに一票入れようかと思ったのに
約束を守れる人がいいな
ぼくを助けてくれる人がいい
遠くから眺めた
口元がひきつっていた
みんな嘘っぱちだった

うまい話だった
眠れる場所があった
のこのこついて行った
暗い部屋だった

のどが渇いていた
冷たい水が飲みたかった
ぼくが殺したのは
ただの客引きだった
だれでもよかったわけじゃない
嘘はいけない

のどが渇いていた


05:05 | GOOD ! | comments (4) | page top↑
光と影 | top | いつも通りの風景

コメント

# No title
『ぼくを助けてくれる人がいい』

『ぼく』のココロからの叫びのようで切なくなりました。
何かを消してしまいたい・壊してしまいたい衝動は誰にでもあり、誰も
が悪人になりたくて生まれてきたわけじゃないのだろうけれど・・・・。

壊れてしまった心を治す薬はあるのでしょうか。
by: そらまめ | 2010/04/24 00:31 | URL [編集] | page top↑
# 渇き
おはようございます。
この作品を読んで私のなかに三つのイメージするものが
浮かんできたのですが、keyのようなもの。
漠然としているのですが
やはり一つはドストエフスキーです。
 のどの渇き
 こころの渇き
 
 冷たい水
 渇きは避けたいですが......

二つめ、三つめは?に。
またお伺いいたします。
by: t.gray | 2010/04/24 09:39 | URL [編集] | page top↑
# そらさん
コメント遅くなっちゃいました。出張してました!
壊れてしまった薬、あると思います。でも薬局にはないと
思います。ぼくは客引きを殺してしまった少年のことを書きたかった
のではありません。自分をごまかして生きないでほしいということ
です。自分らしく生きて行けないということは「死」と同じです。
こころの奥は欲ばかりのくせにウマいこといって客をひく。
なんか政治家ってみんなそのレベルなのかと思っちゃいますね。
「ぼくを助けてくれる人がいい」みんなそう思ってますよ。
「わたしを助けて!」って。
国民に助けてもらってるという意識はあるのでしょうかね?
みんな頑張ってる。自分らしくいきるために!

無料にするといった高速料金、値上げはいけない。

そんなこんなを考えるときこんな作品ができました。
お恥ずかし。


HOBO
by: Mr.HOBO | 2010/04/27 08:03 | URL [編集] | page top↑
# t,grayさん
つながる部分というのはやはりこころなんだろうなと思います。
想いというものはとどかないところにある。
だからひとりなんだと思う。だれかのことを想うとき、だれかも
自分のことを想っています。そう思うから生きているのでしょうね。
自分はひとりだと思ったら切ないです。
ひとりじゃないですよ。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2010/04/27 08:13 | URL [編集] | page top↑

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