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光と影

おし黙れば
おし黙ったままの静けさに
わたしの古い椅子は
淋しそうにきしむ

一生は一日の繰り返しだから
うっかり今日を見逃すわけにもいかず
あせればあせるほどカラ回る
それは 戸惑いの輪
くるくるまわる 輪廻のごとく

今生の別れでもない
しかし今日という日は今だけのもの
際立って見える絶望は
もう片方の地べたの上にたたずんでいた

そう
光と影
照らされる道に


道の後ろにできるのは
明日の夢からもらう叱咤という風
どこへ行くのか
自らの影を連れて
耳元でささやく歓喜の声は
失意の裏側で膝をかかえていた

そう
光と影
照らされる道に

わたしが犯してきた罪のようなものは
それこそわたしだけの悦びに似て
だから罪があれば罰を用いて
その悦びを吊るすしかない
罪をもって愛を知り
失うことでさらに深く愛を知る

そう
光と影
裁かれる道に

そう
光と影
照らされる道に


18:22 | VERY GOOD !! | comments (6) | page top↑
それは絶対的なものだった | top | 実名のない新聞記事から

コメント

# 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: | 2010/05/04 16:36 | URL [編集] | page top↑
# 管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
by: | 2010/05/07 00:42 | URL [編集] | page top↑
# こんにちは。
ぼくとハンナ。 
ベルンハルト.シュリンクの「朗読者」を読みました。
胸が締め付けられるおもいですね。

 そう 光と影 裁かれる道に
 そう 光と影 照らされる道に

このフレーズにおもわず反応してしまいました。朗読者は二読すると良いかもしれませんね。

 
by: t.gray | 2010/05/09 10:29 | URL [編集] | page top↑
# t,grayさん
「朗読者」はぼくも大好きな小説です。
これに限らずぼくは翻訳小説が好きなのです。ちょっとぎこちない
訳しかたが雰囲気があって好んで読んでた時期がありましたね。ロシア
とかドイツとか、そう、アメリカやイギリスの小説より雰囲気があって
好きです。「朗読者」の後半は涙が止まりませんでしたね。嗚咽って
いうんでしょうか、切なくて悲しくて決して気持ち良くなかった記憶
があります。文盲であることを隠そうとしたばかりに。
良いものは良い。素晴らしいものは素晴らしい。
「朗読者」は痛い作品です。



HOBO
by: Mr.HOBO | 2010/05/09 22:42 | URL [編集] | page top↑
# No title
今日という日。また来る明日という日。
一日一日を生きていくのは重いことですね。

光と影。
でも、それがある、それを自覚している日は、
生きている、と言えるのでは。
光と影の存在さえ、感覚が鈍磨して見えなくなっている
生活が、一番怖い気がします。
いつもひりひりと生を実感していたい。
そういう生き方はつらいのだけれども、そう思う私です。

『朗読者』
私も、去年、人に教えていただいて初めて読んで、
もう感動してしまいました。
去年読んだ本の中でベストと思った作品でした。
いえ、今まで読んだ小説の中でも、最も好きな小説のうちの
一つと言っていいかもしれない。
ただの小説と違うんですよ。ドイツではまだ、ナチスのしたこと、自分たちがおかした罪をしっかり見据えているんだな、
という点でも感動しました。
ただ、物語をドラマチックにするための設定ではない気がします。
t.gray さん、HOBOさんがお好きと聞いて嬉しくなりました。
私も二度読みました。
by: 彼岸花さん | 2010/05/09 23:13 | URL [編集] | page top↑
# 彼岸花さん
コメント遅くなりました~。
「朗読者」はキマすよねぇ。
あれはいい小説とかというよりそこにあった事実の悲惨さが
こころに沁みるのでしょうかね。あの題材に眼をつける筆者の勇気に
拍手を贈りたいと思います。ぼくが切ないのはそこまでして文盲である
ことを知られたくなかった彼女の健気さにこころ痛むのです。
ひとはみんな光と影の真ん中に立っています。極端であればあるほど
悲しみも深くなるのすね。生きようとすればするほど「死」を意識
しているのかもしれませんね。ぼくのこの作品のコメント欄に
「朗読者」が出て来たのはt.grayさんの感性なのでしょうね。
こうして彼岸花さんとお話もできた。また「朗読者」が読みたくなり
ました。再読し、あの頃の自分に会いにいこうと思いました。
「愛のカタチ」はときに悲惨で、また嗚咽する自分をみることに
なるのだと思います。さらに。


HOBO
by: Mr.HOBO | 2010/05/11 09:04 | URL [編集] | page top↑

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