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天使をあざ笑う歌

わたしの背中に棲みついた
天使をあざ笑う者
すき通った皮膚に地図のような血管
滞ることのない生への記憶
あなたのような心いやしき者の眠る場所として
じめじめとしたわたしの背中はちょうどいい
あなたがいま喰べている細いロープは
抜け出そうとするわたしの最後の一本で

わたしはあなたに喰べつくされて
生への記憶も薄れてゆく
ロープがなければ昇れないでしょう?
わたしの最後の一本で

心地よいわたしの背中を
わたしのロープを奪わないでおくれ
天に昇ることのできる望みを
絶望の淵から眺める紺碧の空よ
天使をあざ笑う者
ここがそんなに棲みよいか?
わたしの背中はやさしいか?
わたしのロープを盗まないでおくれ
天使をあざ笑う心貧しき者


  しっしっしっ

  しっしっしっ

  心貧しき者の声

  けっけっけっ

  けっけっけっ

  心いやしき者の声


  それは


  『天使をあざ笑う歌』




12:43 | VERY GOOD !! | comments (2) | page top↑
光明ここにあり | top | 依存せんべい

コメント

#
こんばんは。
詩を何回か読みかえしてみて、何処かでみたような感じがしました。
雰囲気がするというか
西洋の古典にある様な
たとえばダンテの神曲
詩人 ダンテが地獄.煉獄.天国と彼岸の旅を成就する物語
挿絵もイメージされて
天使をあざ笑う者は堕天使のようで?
そしてロープは生と死をつなぐもの?
唯一、生きのびる、ロープ?
カテーテル
詩人 ダンテは確か現世の光のなかに戻ってきました
by: t.gray | 2010/08/17 22:47 | URL [編集] | page top↑
# t,grayさん
こんばんわ、t、grayさん。
ロープというのは首をつるためのロープですよ。
気持ちの悪い詩でしょう?
『わたし』の背中に棲みついているのは、依存する悪魔なんですね。
それは、わたし自身であるのかもしれない。というか、そうなんですね。
依存を断ち切るためには首をつるぐらいの覚悟が必要。
でも、それも邪魔される、『依存』という悪魔に!
天使をあざ笑っているのは、そう、わたしなのです。

HOBO
by: Mr.HOBO | 2010/08/18 00:47 | URL [編集] | page top↑

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