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風のない夜

しめつけられるような夜だった
窓には黒いテープが貼ってあった
飛び降りたりしないさ
そこまで気を使わなくていい
風のない夜だった

カビ臭いシャワールームで髭を剃った
左右ちがう顔があった
もうひとりの俺になりたかった
無礼で薄情な男
そのほうがいいと思った
「五稜郭タワーにのぼったことがあるか?」
と訊いた
女は首を横にふった
あそこから眺める景色は素敵だろうか?
ふたりを眺めてみたいと思った
ちっぽけな俺
俺に抱かれる女
風のない夜

かさぶたはいつまでも乾かず
沁みるような孤独だけが唄っていた
ひざを抱けば眠れそうな夜
ひざを抱いても眠れない夜
風のない夜だった


22:45 | VERY GOOD !! | comments (0) | page top↑
ぷぅ | top | ひざの上に落ちるものは

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