ブルースの木2011 / 06 / 03 ( Fri )
口に出してしまえば薄っぺらなもの
例えば水のように透き通った決意 風を集めて歩く神のような人 恥ずかしがりやの老人 どんな人が幸せなのか教えてほしい 生きているだけで幸せだという そうだろうか? ほんとうに生きているだけで幸せか? 生きるってどういうことだ? 口に手をあてたら息をしていた なにか口に入れて食べたいとも思う 果ててしまいたいと願い空しいが夜も抱いた たしかに生きているように見えた 空しさは更に加速した ブルースの木にしがみついているときは いつも自由になれたような気がした 告白という素直さがあった 下を向いて唄うぼくがいた 「上を向いて唄えよ!」と聴こえた ぼくの中にいる詩人だった 「ほんとうに変わりたいと思うか?」と訊かれた ぼくは応える必要がないと思いながらも考えてみた 「別人になれないならつまんない」と言った 自由なんかないと思った 「そうやってあきらめるから駄目なんだよ」と聞こえた 頭を割ってやろうかと思った ブルースの木にしがみつきたい 6月なのにまだ寒い夜だった |
コメント
>ブルースの木にしがみついているときは
いつも自由になれたような気がした 自由ってなんでしょうね。 それはどこか誇りであり、人間の精神の根本ように思えます。 がんじがらめだと思う場所でも、きっとそれは心の持ちようで。 たとえ家族でも恋人でも触れられない、自分だけの自由。 しがみつける木があればヒトは幸せに生きられると思う・・・・。 それは宗教でも・・・家族でも・・・友でも趣味でも・・・。 自由・・・それを考えることで、ヒトは若く瑞々しくいられるような 気がする生ぬるい6月の夜です。(笑)
不自由なんですよ、そらさん。
自由なんて言葉を口に出すなんて! なんて小さい男だ! もともと『ブルースな毎日』というタイトルの意味が『なげき』ですからね。 自由ってなんでしょうね、そらさん。 誇り、精神の根本。 好き勝手という意味ではないですからね。 自分の中にヌッと立つブルースの木。 ジャックダニエルを飲んで少し熱い6月の夜です。 笑 HOBO |
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