スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:-- | スポンサー広告 | page top↑

屋根

あなたの屋根になりたい

雨が降っても風が吹いても

あなたをいつも守りたい

ときにはあなたの踏み台になり

天にたかく昇るとき

あなたの足を支えたい



わたしが辛く思う日は

あなたはもっと辛いのでしょう

育たなくてもいいものが

おおきくおおきくなってゆく

あなたの屋根になりたい

赤いトタンの屋根になる

赤いトタンの屋根になる
01:58 | GOOD ! | comments (10) | page top↑

メモ

肩をぶつけて歩くのは失礼かと思い
ぼくは人混みの足のほうでうずくまっている
あしげにされるのは慣れていたのでこのほうがいい
都会の空は誰がつけた色なのか青のようで青じゃない
ここはどこですか? 

ぼくが誰かを好きになったら
ぼくのこころにひもをつけて歩いておくれ
あなたはあなたの空にぼくはぼくの空に
きょうも虹を探すんだよ
ここはどこですか?

人のうえに人をつくれば淋しいな哀しいな
あなたのヒゲはぼくのプライドにはほど遠く切ないな
誰かのせいにして飛び出した街の空を思い出しやるせないな
足が痛くてこころだって痛くてぜんぶ痛くてね
ここはどこですか?

海沿いに道に見覚えのある風があった
ばかげたことを唄うこころないシンガーがいた
サングラスの奥の魂胆をぼくは知っているよ
薄っぺらな愛情からキミは生まれてきたんだね
ここはどこですか?

旅なんかしなけりゃよかったと
ぼくのなかの誰かが笑う
どこなんだろう?
誰れなんだろう?
知りたくもない
16:00 | GOOD ! | comments (0) | page top↑

わたしは

わたしはわたしのせいでこうなったのだ
自由を語る神のようなひとをわたしは殺した
それはずっとまだわたしがわたしでなかったころ
川のむこうで手をふるわたしを知らなかったころ
残酷さはときに快楽のごとく
わたしは

きのうのことがなければ
きょうはもっと素直
になれた
なにもない空の彼方に飛ばそうとする命
これきりにしたほうがいいのだ
これきりだともう
わたしは

わたしはわたしのせいでこうなったのだ
誰にたのまれてこうなったのではない
命を刻む時をも捨てて
この旅 この指
わたしの

誰を恨んでいるのか?
なぜそれを急ぐのか?
わたしはそれが知りたい
でも知りたくはない
わたしは
00:16 | GOOD ! | comments (0) | page top↑

ためいきみっつ


なにも語らなくなった人よ
あなたに訊きたいことがある

ボクはため息をみっつ持っている
ひとつは暮らしのことで
ふたつめは将来のこと
そしてみっつめはあなたのこと

あなたがどう生きようがどこで倒れようが知らない
でもボクがあなたの一部であることは忘れないだろう
せいいっぱい強がっても弱い人間
人間なんかそれでいいから人間なんだよな
もしもどこかの街でボクの噂を聞いたら
すこしだけ胸を痛めておくれよ

ひとつめは暮らしのこと
ふたつめは将来のこと
みっつめはあなたのこと
ボクはため息をみっつも持っているんだよ



14:11 | GOOD ! | comments (2) | page top↑

散歩する者に

散歩する者に
「いってらっしゃい」と言う
わたしはどこへ行くのだろう?
そんなに軽くないのよ
言ってやりたい

病人はみんな頑張っている
〈ダイジョウブ〉と言ってほしい

散歩する者に
「いってらっしゃい」と言う
誰に「ありがとう」と言えばいいのだろう?
そんなに軽くないのよ
言ってやりたい


05:56 | GOOD ! | comments (12) | page top↑

中庭のきみのいるところまで

おそらくそれは
すり切れたこころだけが
こころだけが知っているのだろう
風はいつも吹いているのに
今日だってこんなに青い空なのに

覆うようにわたしを
空は迷っている
透き通った身体をなでるように
慰めようか
ささくれたこころのどこかに
感じれるなにかがあるのだろう

声はかすれた床を
指はどこの道に果てて

バス停の人混みに
ギターケースを抱えた少年
きみはなんだってできるんだよ
明日を嘆くような歌は唄わないでくれ
きみはどこにでも行けるんだよ
たとえばまだ若かったきみの母のいる窓にだって
たとえば

わたしはきみになれなかった
しかしきみのような純情を抱いたことがある
ここまで来ておくれよ
わたしはここに居るのだから
爪のはがれたこの指で
つま弾くような今のわたしを
つま弾くような

純情は
中庭の春の上にちょこんと座っていた
わたしは
そこまで行こうと思う
歩いて行こうと思う
歩いて



02:19 | GOOD ! | comments (1) | page top↑

凸凹を越えた愛だったな

和音が歪んで聴こえるんだ
あんなに合わせたつもりなのに
チューニングマシーンは狂いのないもの
それは機械的なもの
すこし凸凹のある暮らし
そんなもんだと思えば楽だったな

そっちに合わせればこっちが
こっちに合わせたらそっちが

凸凹を埋めようとすれば
温かみが薄れていく和音なのに
きみは機械的な暮らしを求めたんだ
バランスを失ったのは凸凹を越えた愛だったから
歩み寄りは自分らしくないと言った
お互いが歩み寄れば埋まる凸凹だった
チューニングマシーンは狂いのないもの
それは機械的なもの
すこし凸凹のある暮らし
そんなもんだと思えば楽だったな

14:50 | GOOD ! | comments (0) | page top↑
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。